きむらリンカネーション!

ドラクエをメインにしたゲームブログです!プクリポがニガテという珍しい特性を持つ。ネコ好きです。がんばって前向きにブログ更新中!

トラシュカに潜む陰謀2019(2)

前回の記事の出来事の翌日。

 
いつものようにアストルティア
ログインしてみると
えのんとカエルがなにやら話をしていた。
 
カエル「ヤハサン、トラシュカのスコア見て」ニヤニヤ
 
不敵なセリフから読み取れる、
余裕な態度。
 
ま、まさかこいつ...
 
すぐさまジュレットの町へ飛び、
スコアを確認する私。
 
そう。不安は的中した。
 
昨日、ワンツーフィニッシュを決めた
スコアボードの上位が
カエルによって塗り替えられていたのだ!!!
 
カエル「ククク...」
 
私は忘れていた。
カエルは執念深い男だということを!!

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↑カエルのサブキャラけろこ。
 
そのとき私は
あれだけえのんと団結してたたき出したスコアを
カエルに易々と更新されたことにより、
静かに闘志が湧き上がるのを感じていた。
 
えのん「ヤハサン!・・・トラシュカいこうぜ!!!」
 
昨日と同じセリフだったが
えのんにも私と同じく内なる闘志が感じられた。
 
~~~~~~~~~~~
 
昨日とは違った
張り詰めた緊張感が今日の海にはあった。
 
えのん「うおおおお!けろこがなんぼのもんじゃああ!!」
ヤハサン「なまぐせーーんだよ!!!!」
えのん「wwwwwwww」
 
ミドリには向けなかったような罵倒を糧に 
 (中身は同一人物ではあるけれど)
お互いを鼓舞してけろこの記録に挑む。
・・・が。
 
えのん「わあああああまただめだったああ!!!」
ヤハサン「1位なのに~~~!!!」
 
昨日の練習?の成果もあってか
二人とも1位を取れることが多くなってはきた。
 
だが、やはり最終のスコアが30万点に遠く及ばないのだ。
 
そんなことが何回続いただろうか。
集中力も切れ始め、海に落ちる回数も多くなってきた。
 
ジャマイカンだかカクリコンだか知らないが
イカもあいかわらずうっとおしい。

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↑正しくはジャマイカ

 

 

えのん「ヤハサン・・・わいはもうアカン」

ヤハサン「私ももう今日はやめますね・・・」

 

その日は、

二人とも完全に戦意を喪失してログアウト。

 

それほどまでにけろこの記録の壁は高かったのである。

 

そして次の日。

 

カエル「ヤハサン、トラシュカのスコア見て」ニヤニヤニヤニヤ

 

テジャブ感満載のこのセリフ。

しかもこのコメント、

トラシュカの会場から発言している。

 

...想像はしたくなかったが

名指しされてしまっては仕方ない。

 

予想していることの裏付けになってしまうのであろうが

しぶしぶスコアを確認しにいく私。

 

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またもや塗り替えられていた記録。

しかもけろこでもミドリでもない、カエルの三文字。

チームのスコアボードは見るも無残に蹂躙され、

えのんと築き上げた友情のスコアは隅に追いやられていた。

 

遅れてやってきたえのんも

スコアボードの惨状を目の当たりにする。

ジュレットの町サーバー5に立たずむ彼の後ろ姿は

どこか哀愁さえ感じた。

 

えのん「ヤハサン・・・」

ヤハサン「えのんさん・・・」

えのん「トラシュカもう飽きたわ!!」

ヤハサン「wwwww」

 

私は二つ目のことを忘れていた。

えのんもまたプクリポだということを!!

 

えのん「神の福いこ~かぁ~~~」ケラケラケラ

 

あまりのショックに頭にキノコでも生えてしまったのか、

昨日まで一緒に切磋琢磨した彼の姿はもうどこにもなかった。

あるのは薄汚れた毛玉の塊。えのんは死んだ。もういない。

 

ならば私が弔い合戦に挑むしかない。

こうして私は、友情と名誉の証を奪還するために、

戦場へ再び赴いた。

 

・・・のだが

 

 カエルも黙ってはいなかった!
 
カエルは、ランキングの王座をキープするのに余念がない。
1位を確実に手中に収めるため、堅実にトラシュカに通っているのだ。
 
(こいつ・・・!!!)
 
そう。カエルは執念深い男なのだ!!
 
カエルがトップに君臨してから3日間、
私も休まずにトラシュカに通い続けたのだが、
カエルも同じく航海に繰り出していた。
 
恐らく、私が諦めるまで
カエルはこの戦場に通い続ける気なのだろう。
 
(これでは埒が明かない・・・作戦変更だ!)
 
作戦変更。
名付けて「トラシュカに飽きたフリしてサブで通う作戦」である。
 
文字通り、「ヤハサン」と
顔が割れている「きむりん」ではトラシュカに通わず、
ごく一部の人にしか顔が割れていない秘蔵っ子
「あんじゅ」でカエルの記録に挑むことにした。
 

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↑秘蔵っ子あんじゅ。

 
血沸き肉躍る大海原が、
謀略をめぐらす知能戦へと変貌した瞬間だった。
 
~~~~~~~~~~
 
作戦を変更してから2日。
サブでトラシュカに通い始めたのが功を奏して、
カエルの気配も戦場から消えた。
 
残るは、カエルの置き土産である
33万点の記録を破るのみ。
 
それから私は、
33万点との奮闘を数日にわたって繰り広げた
 
 ここまで通い詰めると
10回中、半分ほどは1位を取れるようになってきた。
(体感ではあるが。)
 
だが大半は30万を切るスコアばかり。
1位を取っても、カエルの記録に遠く及ばない
自分のスコアに毎回落胆するのであった。
 

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↑1位でも26万くらいのスコアがザラ。
 
回数を重ねていると
どうしても疲弊も避けられなくなってしまう。
 
最後のフィーバータイムに海に投げ出され、
お宝の山を見ているだけしかなかったときなんかは
地獄の責め苦を味わうような気分である。
 

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そんな苦行を数日繰り返す私。
ついにトラシュカ最終日。
執拗にお宝を追い回したことで
いつの間にかカエルよりも執念深くなってしまっていた
もはや執念というより怨念である。恨みである。
 
最終日を迎えた私のスコアは32万点。
 
カエルのスコアに1万点およばない。
当日の私は正直、みじめそのものだった。
 
刻一刻と迫る時間。
焦る私。落ちる私。10秒間指をくわえる私。
 
だがイベント終了30分前に奇跡が起こった!!!
 
その回もいつもと同じように
序盤はエロ本やスイカなどで
スコアを伸ばして行っていた。
 
迎えた終盤のフィーバータイム。
荒れ狂う波模様。吹き荒れる風。
そして、いつもとは違う
ルビーや財宝の山、ぎんの女神像!!
 
これは・・・いけるのでは??
 
きわどいところにお宝が配置されてはいるが
なんとか全てを獲得。
手に汗握りながら嵐を駆け抜ける。
 
嵐が明け、ついに採点タイム。
 
・・・
 
・・・・・・
 
・・・・・・・・・
 

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ついに
 
ついに!!!
 
カエルのスコアを越えたのだ!!!!
 
声にならない叫びとともに
急いでカエルの現在スコアを確認しに行く。
 
33万点。
 
目標にしていた得点から
カエルのスコアは変わりなかった。
 
そのまま呆然とし、
イベント終了のアナウンス。
 
勝った・・・
私は勝ったのだ。
 
となりにえのんはいなかったが、
カエルに奪われた友情の証を取り戻したような気がした。
 
~~~~~~~~~~
 
翌日。
 
普段はあまり見ない
チームチャットをなにげなく確認すると
チームメンバーの他愛ない会話がそこにはあった。
 

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↑ドワ子のけろさん。カエルとは赤の他人。チームの貴重な癒し枠。
 
この会話の裏で
私が友情と名誉のために奔走していたことを彼らは知らない。
 
というか、最後にぶっちゃけると
カエルに勝てなかったらこのネタはお蔵入りにしよう
と途中まで思っていたりもした。
 
結果の良し悪しで公表を決めるのは
卑怯かもしれないが、プクリポと渡り合うには
これくらいのことをやってのけないとダメなのだ。
 
そう、相手はプクリポなのだ。
 
今回はこのあたりで筆を置こうと思う。
また来年、潮騒に乗ってやってくるトラシュカを心待ちにしながら
再び冒険譚を執筆できるのを楽しみにしている。